20代女塾長による、仕事ができない社員を育成するとてつもなく長い道のり

現在びっくりするくらい仕事ができない社員をとことんまで教育中!何度言っても指示されたことができなくて、イライラしたり泣いたりする日々だけど、最後まで絶対見捨てずに更生させてあげたいという思いで奮闘してます。

ついに逃亡!そして行方不明!

本日は週会議の日。
毎週、基本的に後輩社員たちが私より先に出勤し、準備をしています。

いつものように出勤すると、

あれ?今日はKの車ないな、まだ来てないのかな。

と思いながら部屋に入る。


新入社員たちが、「おはようございます!」と元気に挨拶をしてくれる。

しかし、そのなかにKの姿はない。

しばらく待っていたが、来る気配がなく、
会議5分前になったので電話してみることに。



プルルルプルルル…

電話には出ない。
移動中なのかな。


会議開始時間になった。
ちょうどその時にKから会社に着信。

新入社員が電話に出る。

私「Kなんて?」

新入社員「今から向かうので、15分以内に着くそうです。」



仕方ない、一人足りないけど始めようか。

会議を普段通り始めることに。

気づいたら会議開始から1時間が経過していた。


あれ?まだK来てないよね?

みんな、どうしたのか心配し始める。


電話してみる。


…出ない。


事故にでも合ったのかな?

でも、Kの家は会社からすぐの場所。

救急車やパトカーが来てるなら絶対に聞こえるはず。



全員が心配しながらも会議を続けることに。


会議も終盤に差し掛かる。

耐えられなくなった社長が直接Kに電話をかける。


プルルルプルルル…

これはまた出ないのでは?と思って
しばらく鳴らすとKが電話に出た。


社長「今どこ?」

K「コンビニです。家を出たんですが、会社とは違う方向にハンドルきってました。」

社長「は?みんな心配してるけど何やってんねん。」


K「・・・。」

社長「今すぐ来い!今勤務時間中やぞ。何時に来れんねん?」

K「20分後です。」

社長「お前、絶対その時間守れよ。」

K「はい…。」



それから20分経過…。


Kは来ない。



それからKが来たのは30分後だった。

普通の顔して現れて、

深くお辞儀するだけ。


何なんだ、こいつは。


呆れて何も言えない。


そこから社長のお叱りが入り、

業務確認しておけとの命令が私に来たので、

さらに私が叱るはめに。



今日の出来事は本当に呆れた。

頑張っていたと思っていたので、余計にショックだった。


私はこれから彼をどう更正してあげればいいの?

先の見えない暗闇に入り、

私は今後のビジョンを全て失った。


ここまで来た人に何ができるのか。

しばらく考えなければならない。